研究課題
若手研究(B)
脊髄小脳変性症13型を引き起こす原因をを以下の点で明らかにした.変異型Kv3.3を発現する培養小脳プルキンエ細胞が,細胞内Ca2+濃度の変化を示すか否かを,カルシウム感受性色素を用いて検討した.その結果,変異型を発現しているプルキンエ細胞では約4倍高い細胞内Ca2+濃度を示す事が分かった.プルキンエ細胞が主に発現するP/QタイプCaチャネルの選択的阻害剤を遺伝子導入後に小脳初代培養に添加して培養を行った.その結果,発達不全を防ぐことが出来た.この事から,変異型Kv3.3の発現がプルキンエ細胞の発達不全を惹起する原因は,P/Q型Caチャネルの過剰な活性化による事が分かった.
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