研究課題
若手研究(B)
DNAのメチル化は細胞固有の遺伝子発現制御に重要な役割を果たしており、その維持機構の破綻は細胞のがん化や異常な発生・分化の原因となる。我々は、アフリカツメガエル卵抽出液を用いて、DNA複製に伴う維持DNAメチル化を試験管内で再現することに成功し、その分子機構について詳細な解析を行った。その結果、(1)DNAメチル化酵素Dnmt1のリクルーターであるUhrf1がDNA複製時特異的にヒストンH3をユビキチン化すること、(2)ユビキチン化H3がDnmt1をメチル化部位へ呼びこむプラットホームとして機能していることを明らかにし、DNAメチル化維持機構について新たなモデルを提唱した。
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Nature
巻: 502(7470) ページ: 249-253
10.1038/nature12488