研究課題
若手研究(B)
皮膚の正常な機能は異種細胞間のコミュニュケーションにより維持されている。本研究においてイノシトールリン脂質代謝系を制御する酵素であるホスホリパーゼC (PLC)δ1を表皮ケラチノサイトで欠損させたマウス(PLCδ1cKOマウス)の皮膚環境はインターロイキン-23等のサイトカイン産生亢進など腫瘍組織と一部類似していることを明らかにした。またPLCδ1cKOマウスの皮膚へB16-F10メラノーマ細胞を移植した際に腫瘍サイズ増大やリンパ節転移の促進が観察されることが判明した。
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