研究課題
本年度は,Smyd2 -/-;Smyd3-/-マウス系統を作製し,本マウスを用いて,肥満に関わる形質を中心とした表現型解析を解析を行った.まず,Smyd2 -/-;Smyd3-/-マウスの体重を測定したところ,野生型のマウスと比較して有意な体重増加が見られた.次に腹膜脂肪組織,腸間膜脂肪組織,性腺脂肪組織の白色脂肪細胞組織および褐色脂肪組織におけるSmyd2とSmyd3の発現を確認したところ,これらすべておいてSmyd2とSMyd3の発現が見られた.Smyd2 -/-;Smyd3-/-マウスの腹膜脂肪組織,腸間膜脂肪組織,性腺脂肪組織の白色脂肪細胞組織および褐色脂肪組織の組織学的な解析を行ったところこれらすべての脂肪組織で脂肪細胞の増大がみられ,脂肪重量も有意に重くなっていた.今後,Smyd2およびSmyd3を介した脂肪蓄積の分子メカニズムの解明を目指してさらに研究を進めていく.
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PLoS ONE
巻: 9(1) ページ: e86582
10.1371
巻: 9(1) ページ: e85750