研究課題
若手研究(B)
男子乳癌組織におけるエストロゲン受容体(ER)の発現および組織中エストロゲン濃度の測定、エストロゲン応答遺伝子の発現解析を行った。組織中エストラジオール濃度は非腫瘍部と比較して腫瘍部で有意に高かった。また、男子乳癌組織においてもエストロゲン合成酵素の発現が認められた。対象とした男子乳癌組織30例は全てERが陽性で、プロゲステロン受容体と正相関を示した。エストロゲン応答遺伝子の発現をマイクロアレイにて検索したところ、発現プロファイルは男女間で異なっていた。以上より、男子乳癌組織ではエストロゲンが合成酵素によって局所で合成されて作用しているが、その作用は女子乳癌と質的に異なることが示唆された。
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