研究課題
若手研究(B)
濾胞性リンパ腫において、複数の幹細胞マーカーを染色すると、少数であるが幹細胞マーカーが陽性になる細胞集団が病理組織学的に確認され、それらは血管周囲に分布する、いわゆるniche的な像をとっていた。また、これらの細胞はt(14;18)転座を有する腫瘍細胞であった。ヒト由来リンパ腫細胞株においても同様の幹細胞マーカー陽性の集団が存在し、これらは薬剤抵抗性と強い腫瘍形成能を有することがin vitro, in vivoの実験で確認された。
人体病理学