研究課題
若手研究(B)
本研究では、マクロファージマーカーの1つであるCD169について、ヒトでの抗腫瘍免疫に着目して解析を行った。83例の大腸癌を対象として、所属リンパ節のCD169陽性マクロファージと臨床病理学的因子との相関について免疫組織学的に解析した。その結果、CD169陽性マクロファージが多い症例では少ない症例と比較して、有意に生存率が高いことを明らかにした。また、リンパ節のCD169陽性細胞数とCD8陽性Tリンパ球の腫瘍組織内浸潤数は正の相関を示していた。即ち、リンパ節のCD169陽性マクロファージは抗腫瘍免疫を活性化している可能性が示唆され、大腸癌の予後マーカーとして有用であると考えられた。
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http://www.medic.kumamoto-u.ac.jp/dept/patho2/patho2.html