マクロファージは自然免疫の一端を担う細胞であり、インターフェロンγはマクロファージを強力に活性化する。これまでに我々は、宿主細胞の分解システムであるオートファジーが、インターフェロンγ誘導性自然免疫に関与する事を明らかにしている。本研究において、オートファジーマーカーであるLC3のリステリア感染部位への集積が、インターフェロンγ刺激により顕著に上昇する事を観察し、インターフェロンγが単に基底レベルのオートファジーを活性化するだけではなく、細菌特異的な選択的オートファジーの能力を上昇させる事を明らかにした。
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