研究課題
若手研究(B)
本研究ではマウスロタウイルスの感染モデルを用いて、T細胞応答に関する詳細な解析を行った。Balb/cマウスにロタウイルスEW株を経口感染させると、10日後に腸管内のT細胞数が最大となった。この時、腸管内に発現しているT細胞受容体(TCR)の塩基配列を、次世代シーケンサーを用いて網羅的に解析した結果、ウイルス感染マウスの腸管に特異的に集積しているTCRの配列を特定することができた。今後、このT細胞の反応性を調べることにより、防御免疫機序やウイルス株間の交差反応性を検討することが可能となる。
ウイルス学