研究課題
若手研究(B)
我々が発見した分子「フロント」は、種々の炎症性疾患に関与するケモカイン受容体CCR2およびCCR5に結合し、白血球遊走を正に制御する。本研究では「フロント」遺伝子改変マウスの作出・検証を行い、これまでは欠損マウスがなかったために多くが謎であった「フロント」の生理的条件下での発現および機能解析を行った。その結果、「フロント」は生理的条件下で単球/マクロファージに高発現し、その遊走を制御していることを明らかにした。今後この新しい研究ツールを用いた種々の疾患モデルの解析を通して、「フロント」を新しい切り口とし生体内における免疫・炎症制御機構を解明することが期待される。
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http://www.prevent.m.u-tokyo.ac.jp/