研究課題
若手研究(B)
がん抑制遺伝子Bcl11bはジンクフィンガー転写因子をコードしており、T細胞分化のさまざまな段階において機能する。本研究で、成熟段階でのBcl11bの役割を調べるために、胸腺CD8+細胞でBcl11bの活性を低下させた。その結果、活性化マーカーを発現し、マイトジェン刺激でIFN-gammaを迅速に産生する自然免疫CD8+胸腺T細胞が分化した。Bcl11bを欠損した初期T細胞が運命転換し、自然免疫に属するリンパ球、NK細胞になることと併せて考えると、Bcl11bがT細胞の“自然免疫化”を阻止している可能性を示している。
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