全国における脳卒中超急性期医療施設配置と都道府県別の推定脳梗塞rt-PA治療対応患者数を調べ、脳卒中超急性期医療施設の地域偏在を明らかにした。 また、DPC対象病院のうち超急性期加算もしくは、脳卒中に対し地域連携診療計画に関する申請をしている病院を対象として無作為抽出によるアンケート調査を行った。また、同時に北東北地域における脳卒中急性期病院と回復期病院に対しアンケート調査を行った。アンケート調査をもとに超急性期脳卒中従事医師数の需給バランス格差を調べ、将来推計を行った(但し、特定機能病院を除く)。現時点では、北東北における超急性期脳卒中従事医師数は不足している地域が多いが、2010年から2040年の間に、推定された必要な超急性期脳卒中従事医師数は約10人程度減少することが明らかとなった。
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