研究課題
若手研究(B)
本研究は、統合失調症患者の食事に対する自己効力感尺度を測定する尺度を開発することを目的とした。研究の最終年度にあたる26年度は、88名の統合失調症患者のデータを収集した。昨年度作成した49項目の「統合失調症患者の食生活に対する自己効力感尺度」は分析の結果、21項目に絞られた。尺度の信頼性はクロンバックα係数が0.89と安定した内的一貫性を示した。加えて、他心理尺度(Rosenbergの自尊感情尺度、坂野らの自己効力感尺度)との比較的高い相関から基準関連妥当性を確保していることが確認できた。
精神保健学