当該研究においては、平成17年度から平成23年度まで行ってきたOPG研究を継続させると共にそれを発展させ、法医解剖例での解析からOPGの心臓性突然死における役割を解析した。法医解剖症例において血清中のOPG蛋白をELISA法により解析し、心筋組織(ホルマリン固定パラフィン包埋)においてOPGの発現及びその受容体であるRANKの発現を検討した。他臓器でのOPG発現も検討した。平成28年6月の日本法医学会学術全国集会でその研究成果の一端を報告予定である。また、期間中にOPG発現の調節機構の解析の一環として共同研究していたsFRP遺伝子発現との関係についての研究成果がPLoS One誌に掲載された。
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