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2013 年度 実績報告書

CNV解析による一卵性双生児の個人識別‐aCGH法とリアルタイムPCR法による‐

研究課題

研究課題/領域番号 24790645
研究機関日本大学

研究代表者

伊澤 光  日本大学, 歯学部, 助教 (30514103)

キーワード一卵性双生児 / 個人識別 / aCGH法 / CNV解析
研究概要

試料の提供を受けた一卵性双生児は、10組20人である。男性双生児は2組、女性双生児は8組、生後半年~36歳までの試料である。そのうち、1組の双生児に関しては、常染色体STRによる解析により、二卵性双生児と確定された。6組12人についてはマイクロアレイを使用したaCGH法によりCNV解析を行い、9組18人についてはSYBR Greenを用いたリアルタイムPCR法を行っている。
6組の双生児の血液からDNAを抽出し、マイクロarrayを使用したaCGH法により双生児のDNAを直接HybridizeさせてCopy Number Variation (CNV)解析を行った。また、双生児のDNAに結合させる蛍光色素を交換させ、検証試験としてSWAP試験を行っている。aCGH法を行うにあたり、口腔粘膜上皮を試料としてDNA抽出を行い、実験を行ったがDNA量およびDNAの精度が基準値に満たないため血液とした。
2組の双生児には第2染色体上の同部位にCNVが検索された。しかし、6組12人に共通して見られるCNVは存在しなかった。
つぎに、2組の双生児において、第2染色体上に共通して認められたCNV領域内(2061bp)にprimerを5種類設計しSYBR Greenを用いたリアルタイム定量PCR法による CNV解析を試みた。リアルタイムPCRを行う際の試料として、血液および口腔粘膜上皮から抽出したDNAを用いて行っている。
その結果、2種類のprimerに関しては、PCRによる増幅が行えなかったもの、再現性が認められないものであり、個人識別を行うことは出来なかった。残り3種類のprimerに関して、9組18人は同一の結果が得られ、個人識別は可能であった。しかしながら、1組の双生児に関しては、2人のコピー数が同一の結果となり、個人識別を行うことが出来なかった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] aCGH法を応用したCNV解析による一卵性双生児の個人識別2013

    • 著者名/発表者名
      伊澤 光、堤 博文、丸山 澄、小室歳信
    • 学会等名
      第97次日本法医学会学術全国集会
    • 発表場所
      札幌 ロイトン札幌
    • 年月日
      20130626-20130628

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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