研究課題
若手研究(B)
睡眠薬クアゼパムを服用していた死者の胆汁、尿、血液からクアゼパム及びその代謝物を定量した。胆汁には一部の代謝物が非常に高い濃度で含まれていた。さらに、胆汁中に新たな代謝物を発見した。睡眠薬ゾルピデムを服用していた死者の胆汁、尿について、ゾルピデム代謝物を分析したところ、既知の代謝物の他にピリジン環が水酸化された代謝物が発見された。睡眠薬トリアゾラムの水酸化体のグルクロン酸抱合体を合成し、これを標準品としてトリアゾラム服用者の尿から直接抱合体を検出することに成功した。
法医学(法医中毒学)