クローン病(CD)と潰瘍性大腸炎(UC)の腸管局所のCD4+ effector memory T cell (Tem) を対象に、DNAメチル化のCDとUCにおける差異を明らかにした.Temの網羅的DNAメチル化比較解析では、有意差を示した遺伝子は2169あり、そのうち1450の遺伝子でCDの方が高メチル化されており、719の遺伝子でUCの方が高メチル化されていた。Pathways解析では、T cell receptor signaling、T helper cell differentiation、death receptor signalingに関わる遺伝子が有意に多く含まれていた。
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