研究課題
若手研究(B)
DNAの脱メチル化反応がTET分子により触媒されることが近年明らかになったことを踏まえ、消化器がんにおけるDNA脱メチル化経路とTET分子の意義をあきらかとするべく研究を進めてきた。ヒドロキシメチル化シトシンはTETにより合成される脱メチル化反応の中間体であるが、様々な臓器の腫瘍において低下していることを見出して成果は論文にて発表した。この知見はゲノム上の脱メチル化状態の変化と腫瘍発生との関連を示唆するものである。次にTET1ノックダウンがん細胞株を用いて表現型解析、網羅的遺伝子発現解析、ゲノムワイドなメチル化解析をおこない、TET1の標的遺伝子を同定し、成果は現在論文作成中である。
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Cancer Science
巻: 103巻 ページ: 670-676
10.1111/j.1349-7006.2012.02213.x.