研究課題
1.予後調査:平成24年度の計画において、本研究に登録された対象患者の心血管イベントを含めた予後調査を施行。具体的には、外来主治医もしくは紹介元へのアンケートおよび患者への電話連絡にて主要心血管有害事象(①心臓死、②非致死性Q波あるいは非Q波心筋梗塞、③経皮的冠動脈形成術あるいはCABGの施行)の有無を確認し、これらの心血管イベント発生と冠動脈プラーク組織性状および冠動脈プラーク容積などの3次元解析データとの相関を検討。結果、冠攣縮性狭心症患者においては、びまん性の内膜肥厚があるにもかかわらず、予後良好であることが示唆された。2.フォローアップ患者におけるIVUS・冠動脈プラーク組織性状評価法・3次元解析の施行:冠動脈インターベンション後の確認造影検査などでフォローアップの心臓カテーテル検査が施行しえた症例において、IVUS記録および冠動脈プラーク組織性状評価法を再施行した。冠攣縮性狭心症患者においても、至適薬物治療が行われれば、冠動脈プラーク進展(動脈硬化進展)は極めて軽度であることが示された。3.血管内皮機能検査・酸化ストレスマーカー測定のフォローアップ:前述の内皮機能検査Endo-PATやThioredoxinや8-OHdGなど酸化ストレスマーカーをフォローアップ患者において測定した。至適薬物治療によって、冠攣縮性狭心症患者においても内皮機能の改善が得られることが明らかになった。
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