今後の研究の推進方策 |
①平滑筋細胞におけるオートファジーの細胞増殖抑制に関わるシグナルの蛋白レベルをウエスタンブロット法やmRNAをRT-PCR法で解析し、メカニズムの検討を行う。これらを解析する手法は既に確立しているので速やかに実施していく。 ②血管障害モデルによる評価 血管内皮障害術に関しても手技が確立したため速やかに実験を行う。具体的にはワイヤー挿入部から0.5mm、1.0mm、1.5mm、2mm、2.5mm、3mm体側の血管切片をelastic Verhoeff-Van Giessen染色し、イメージ・アナライザーにてIntima, Media, Intima/Media ratioを定量的に評価する事が可能である。また、これら切片のシリアル切片を用いて、細胞周期制御因子であるRetinoblastoma Proteinのリン酸化やCyclin D,A,E、p27、SKP2といった各種蛋白の発現を免疫染色にて検出する。これらの手技に関しても十分な経験があり、速やかに実験を進めていく
|