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2014 年度 研究成果報告書

カルパイン・カルパスタチンシステムの制御によるあらたな腹部大動脈瘤治療戦略の構築

研究課題

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研究課題/領域番号 24790784
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 循環器内科学
研究機関昭和大学

研究代表者

宮崎 拓郎  昭和大学, 医学部, 講師 (80398693)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード腹部大動脈瘤 / 血管新生 / 血管内皮細胞 / 癌 / 網膜症 / カルパイン
研究成果の概要

「カルパイン」は多機能な細胞内プロテアーゼで、循環器領域を含む多くの疾患に対する関与が指摘されている。本研究では、腹部大動脈瘤の血管内皮細胞においてカルパインシステムの過剰亢進が起こることを明らかとした。内皮細胞のみでカルパインシステムの機能不全が発現するマウスを作出したところ、血管外膜の未成熟な新生血管が正常化し、病態の改善が認められた。新生血管の正常化は、マウス癌細胞移植モデルならびに網膜症モデルにおいても認められ、これがJAK/STAT炎症性シグナルの過剰亢進に起因することを見出した。本結果は、カルパインシステムが病的血管新生および関連疾患の分子標的として応用可能であることを示している。

自由記述の分野

血管生物学

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公開日: 2016-06-03  

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