睡眠・覚醒変化と低酸素・高二酸化炭素・間欠的低酸素刺激などの環境変化に伴う呼吸増強(抑制)を評価する目的で、EEG/EMGラジオテレメトリーシステムとWhole body plethysmographyを用いて無麻酔無拘束下動物の呼吸解析を行った。前者を用いて睡眠・覚醒中の横隔膜・呼吸補助筋の筋活動が測定できたが上気道開大筋は嚥下や咀嚼などの舌活動によるアーチファクトが強く低酸素前後などの比較評価が困難であった。一方後者を用いて呼吸増強作用が期待される新規覚醒刺激薬モダフィニル投与後の呼吸を評価したが、当初の仮説に反して呼吸増強作用は認められず、むしろ抑制効果をもつことが示された。
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