今後の研究の推進方策 |
今後は低AGE食、高AGE食群においてそれぞれ生まれた仔マウスの腎臓をバイファルサイト法によりどの部位のDNAが脱メチル化されているか、またアセチル化されているかを網羅的に検索する。有力な脱メチル化、アセチル化部位が同定できれば、その遺伝子の転写因子活性を検討する。さらに、ヒストンテールの脱メチル化についてもクロマチン免疫沈降法(H3K4m1, H3K4m2, H3K4m3, Set7/9, H3K9m3)にて確認し、p65(RelA)、FOXO等の転写活性をreal-time PCRにて確認する。さらに母体にAGE阻害薬やヒストンメチル化阻害剤などの投与を行い胎児の腎症が抑制されうるかの抑制実験も行う。
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