• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2012 年度 実施状況報告書

福山型筋ジストロフィーの治療を目指したαジストログリカン糖鎖修飾構造の解析

研究課題

研究課題/領域番号 24790884
研究種目

若手研究(B)

研究機関神戸大学

研究代表者

久我 敦  神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (30608790)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード国際研究者交流
研究概要

福山型筋ジストロフィーの分子病態の本質はαジストログリカンの糖鎖修飾異常である。αジストログリカンは非常に複雑な糖鎖修飾構造を有しているが、ホスホジエステル結合を介した未知の修飾構造が生理的機能の発現に必須であることがわかっている。その構造の決定が福山型筋ジストロフィーの病態解明に果たす役割は大きい。
我々は本研究において培養細胞に発現させた組み換え型αジストログリカンを用いて、この未知の構造を決定しようとしている。
本年度は細胞培養液から組み換え型αジストログリカンを調製する工程を根本的に見直して、より均一な解析試料をより大量に、より短時間で精製する方法を確立した。
さらに未知の構造を豊富に含んだ解析試料の生化学的解析も進めることができた。
平成24年11月2日申請者と共同研究者全員が一同に会するミーティングを行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究に必要な解析試料の大量調製を効率化することに成功し、生化学的解析もおおむね順調に進めることができた。機能的糖鎖修飾構造を豊富に含んだサンプルを精製して、次年度の計画へとつなげる準備ができた。

今後の研究の推進方策

平成25年度の研究実施計画通り、αジストログリカンの複雑な糖鎖修飾構造からホスホジエステル結合を介した構造のみを特異的に取り出し、質量分析装置を用いた解析を行う予定である。

次年度の研究費の使用計画

糖鎖修飾構造の解析にグリコシダーゼと呼ばれる酵素を複数種使用する予定である。解析試料自体が大量なので、酵素の必要量も多く、その購入に研究費の一部を使用する計画である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考] 神戸大学大学院医学系研究科分子脳科学分野

    • URL

      http://www.med.kobe-u.ac.jp/clgene/

URL: 

公開日: 2014-07-24  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi