パーキンソン病関連疾患(多系統萎縮症、進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症)からパーキンソン病を抽出する補助検査に嗅球嗅索体積測定が有用であることを本研究課題で示した。さらに得られた結果から嗅球嗅索体積と匂い検査、嗅球嗅索体積とMIBG心筋シンチグラフィ、それぞれ両者を組み合わせることでパーキンソン病関連疾患においてパーキンソン病を診断する鑑別精度がさらに上昇することを明らかにした。上記結果は2015年に英文誌上(Parkinsonism Relat Disord)で報告した。 さらに我々は、この成果を踏まえて、頭部MRIにおける嗅球嗅索体積測定ソフトウェア開発を行っている。
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