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2012 年度 実施状況報告書

ギランバレー症候群患者血清中抗GM1抗体のラフト機能と構造への影響の解明

研究課題

研究課題/領域番号 24790899
研究種目

若手研究(B)

研究機関藤田保健衛生大学

研究代表者

植田 晃広  藤田保健衛生大学, 医学部, 講師 (20600703)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワードTrk / GM1 / Lipid rafts
研究概要

Trkの細胞内動態の把握の検討:すでに作成したラットの褐色細胞腫由来細胞のPC12細胞と、ラットtrk-cDNAを強発現させたstable transfectantであるPCtrk細胞を実験に使用した。serum-freeDMEMを用い、200倍希釈となるように患者血清あるいは対照血清を加え、NGF50 ng/ml NGFを添加するものしないもので、それぞれ培養した。
ショ糖密度勾配超遠心法を用いてlipid rafts画分を分離し、ウエスタンブロット法を用いて血清作用後のlipid raftsでのTrk蛋白量を解析し、lipid raftsからTrk蛋白が減少していることを確認した。また、subcellular protein fractionation法や共焦点顕微鏡を用いてlipid rafts画分から減少したTrk蛋白が、非lipid raftsの細胞膜表面あるいは細胞小器官のどこへ移動するのか解析している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

抗GM1体がもたらすlipid rafts構造への影響の同定:上記と同様にPCtrk細胞を用いて実験を行う。serum-free DMEMを用い200倍希釈となるようにした患者血清でPCtrk細胞を処理する。細胞溶解物と、それをショ糖密度勾配超遠心法で処理しlipid rafts画分を調整したものにわけ、それぞれのGM1ガングリオシドをはじめとする酸性糖脂質、中性糖脂質、コレステロールの量、またlipid raftsのマーカー蛋白であるRas蛋白(低分子量GTP結合蛋白)、prion蛋白などの量的な変化を解明し、患者血清によりlipid rafts内で引きおこされる構造の変化を解析する。
上記がまだ施行できていない。

今後の研究の推進方策

抗GM1体がもたらすlipid rafts構造への影響の同定:上記と同様にPCtrk細胞を用いて実験を行う。serum-free DMEMを用い200倍希釈となるようにした患者血清でPCtrk細胞を処理する。細胞溶解物と、それをショ糖密度勾配超遠心法で処理しlipid rafts画分を調整したものにわけ、それぞれのGM1ガングリオシドをはじめとする酸性糖脂質、中性糖脂質、コレステロールの量、またlipid raftsのマーカー蛋白であるRas蛋白(低分子量GTP結合蛋白)、prion蛋白などの量的な変化を解明し、患者血清によりlipid rafts内で引きおこされる構造の変化を解析する。
上記がまだ施行できていないため、施行する。

次年度の研究費の使用計画

PCT細胞培養に必要な諸物品、各種bufferの素材、ウエスタンブロット法に使用する諸物品、抗Ras抗体、抗Trk抗体、TCLプレートとアプライするための酸性糖脂質・中性糖脂質の購入など

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公開日: 2014-07-24  

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