研究課題
昨年度までのPINK1 knock-out mouse embryonic fibroblasts (MEFs)に関する研究データをまとめ、論文を投稿した。一方、本年度はPARL knock-out MEFsをDr. Bart De Strooper (VIB, Belgium)より譲り受け、そのミトコンドリア機能の解析を実施した。しかしながら、PINK1 knock-out MEFsで観察されたようなパーキンソン病発症機序に関わると考えられるミトコンドリア機能低下は認められなかった。
2: おおむね順調に進展している
当初ターゲットにしていたPARLに関してはあまり進展がなかったが、他の因子がミトコンドリア機能不全に関与していると考えられることが明らかとなりつつあるため。
当初の予定にこだわらず、パーキンソン病におけるミトコンドリア機能不全に関与していると考えられる因子の解析を進める。
申請時は科研費で支払う予定だった国際学会DynaMito2013(沖縄県)の旅費を、所属機関から支給される旅費で支払ったため。国際学会Euromit2014(Finland)の旅費に充てる。
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Molecular Cell
巻: 51 ページ: 20-34
10.1016/j.molcel.2013.04.023