研究課題
若手研究(B)
転写因子HNF4αは膵β細胞からのインスリン分泌に必須の分子であるが、低酸素によりその蛋白発現が著明に低下する。しかしその分子メカニズムは不明であった。本研究によって、低酸素によるAMPKの活性化がHNF4αの発現低下に関与していることが明らかになった。低酸素によるHNF4α蛋白の著明な発現低下は、転写レベルの制御ではなく翻訳後修飾により強く制御されており、低酸素条件下およびAMPK活性化条件下においてHNF4α蛋白はユビキチン・プロテアソーム経路を介して積極的に分解されていることが判明した。今後、in vivoでも低酸素によりHNF4αの発現が低下しているかが重要な検討課題である。
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http://srv02.medic.kumamoto-u.ac.jp/dept/biochem2/biochem2.html