現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
今年度の計画は、PRLによる生殖内分泌機能への影響の解明であった。ラット初代培養顆粒膜細胞を用いて、各BMPリガンド刺激下におけるPRL受容体シグナル(JAK/STAT、MAPKなど)の変調、BMP受容体システムとしてType-I受容体(ALK-1,2,3,4,5,6,7)、Type-II受容体(ActRIIA, ActRIIB, BMPRII, AMHRII, TβRII)の発現レベルの変化、Smad1/5/8リン酸化シグナルの変化、抑制性Smad6/7発現レベルの変化について評価した。BMPシステム分子の卵胞における発現パターンの変化を追跡し、ステロイド分泌能、BMP/PRL受容体のシグナル連関について探究した。また卵巣細胞を用いた検討により新たに論文として発表することができた。
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