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2012 年度 実施状況報告書

関節炎モデルマウスにおけるBv8の役割の検討

研究課題

研究課題/領域番号 24791007
研究種目

若手研究(B)

研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

野田 健太郎  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (30547914)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード関節リウマチ / Bv8
研究概要

昨年度の研究計画:①骨髄キメラマウスの作成、②免疫染色、FISH法による骨髄由来Bv8陽性細胞の同定③real-timePCR法によるPROKR1,R2の発現の検討④In situ hybridisation法によるPROKR1、PROKR2発現細胞の同定⑤PROKR1、PROKR2knock-out mouseにおける関節炎重症度の検討⑥関節炎モデルにリコンビナントBv8を投与することによるBv8の関節炎に対する影響の検討、以上6項目を予定していた。
昨年度の実施状況:研究計画に沿った研究は進んでいるが、昨年度の科研費を使用した研究はまだ実施されていない。研究計画①②③に関しては以前からの研究の継続を行っった。既に当科にて作成された骨髄キメラマウスの切片を免疫染色、FISH法を行い関節滑膜のBv8陽性細胞が骨髄由来であることを同定した。また、関節炎モデルマウスにおいて関節炎部より抽出したRNAをreal-timePCR法にて解析することによりPROKR1よりPROKR2が関節部にコントロール群と比較し有意に発現が上昇していることを見出した。
今後、科研費を用いて④⑤⑥の研究を行う予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

平成23年度より研究を継続して行っており研究は進行している。しかし、PROKR1 PROKR2knock-out mouseの作成やリコンビナントBv8の作成は技術的な点で進行が遅れている。現在諸企業、院内の動物実験施設と協力し研究を進めていく予定である。昨年度は既に当科にある消耗品で実験が進行し新たな消耗品が発生していないが、今後相当の消耗品が発生すると思われる。

今後の研究の推進方策

関節炎モデルマウスにおけるBv8、PROKR1、PROKR2の発現の亢進、発現細胞の同定はされたが、病態への関与が十分に分かっていない。また、ヒトの関節リウマチにおける役割も十分解明されていない。本年度はBv8が関節リウマチの症状にどの程度関与しているかの解析を進める予定である。昨年度からの継続でPROKR1 R2knock-out mouseの作成し関節炎を発症させること、リコンビナントBv8の関節炎モデルマウスへの投与の検討を進めていく。また、同時に本年度より関節リウマチ患者における各症状と末梢血中Bv8の発現の検討を行う予定である。関節リウマチ患者における各症状と末梢血中Bv8の発現の検討は当施設の倫理委員会で既に承認されている。方法として、関節リウマチ患者、コントロールの末梢血の採取、関節リウマチの関節症状、不眠やサーカディアンリズム、ストレスやうつの有無を質問票を用いてデータ採集を行う。ヒトBv8ELISAの構築し測定、末梢血単核球のBv8の発現をreal-timePCR法にて測定し症状との関連を検討する予定である。

次年度の研究費の使用計画

マウス、ヒトのリコンビナントBv8の作成、ヒトBv8ELISAの構築するための抗体作成(企業と共同で進める方針)PROKR1R2knock-out mouseの購入と繁殖にデータの採取に関わる消耗品に研究費を使用予定である。

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公開日: 2014-07-24  

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