研究課題/領域番号 |
24791020
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
木村 幸司 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (50425675)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | β-lactamase / Klebsiella oxytoca / RbiA |
研究概要 |
アウトブレークTAZ/PIPC耐性Klebsiella oxytocaの解析 一医療施設でアウトブレークしたTAZ/PIPC耐性Klebsiella oxytocaについて、以下の実験を行った。 1 TAZ/PIPC耐性遺伝子のクローニング:アウトブレークを起こしたTAZ/PIPC耐性Klebsiella oxytocaは、申請者らが発見したβ-lactamase RbiAを全株が有していることが既に明らかになっていた。本年度は、β-lactamase RbiAをクローニングした大腸菌を用いて、MIC測定を行い、β-lactamase RbiAによりTAZ/PIPC耐性を獲得することを明らかにし、β-lactamase RbiAがTAZ/PIPC耐性遺伝子であることを確認した。 2 Pulsed-fields gel electrophoresis (PFGE)解析:アウトブレークを起こしたTAZ/PIPC耐性Klebsiella oxytocaは、申請者らが発見したβ-lactamase RbiAを全株が有しており、RbiAの核酸配列は、silent mutationを含め100%一致していることを既に明らかになっていた。さらに、本研究室でKlebsiella oxytocaのPFGE解析を立ち上げた。それにより、アウトブレークを起こしたTAZ/PIPC耐性Klebsiella oxytocaは遺伝的に近縁な菌株群であることが明らかになった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
申請した研究計画に従って、実験を遂行し、結果が得られているため、概ね順調に研究が進んでいると考えられる。
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今後の研究の推進方策 |
申請した研究計画に従って研究を遂行できるものと考えている。
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次年度の研究費の使用計画 |
研究計画書に従い、研究費を使用予定である。
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