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本研究では、アレルギー疾患発症の感受性を、樹状細胞における慢性炎症誘導の個体差に焦点を当てて検討し、新たなアレルギー疾患の病態を解明することを目的として、小児アレルギー患者および健常小児の末梢血樹状細胞において、インフラマソーム活性化や他の樹状細胞機能に差異を認めるかを検討した。インフラマソームの活性化は、アレルギーの発症、寛解や耐性化獲得に重要と考えられるTSLPレセプター発現との関連を認めた。治療としてアレルギー疾患の耐性化獲得を誘導する免疫療法においては、形質細胞様樹状細胞の増加を認め制御性T細胞誘導への関与の可能性が考えられた。
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