研究課題
若手研究(B)
難治性白血病に対する新規治療法として、白血病細胞の表面抗原を標的とした抗原特異的T細胞療法の研究が進んでいる。我々は、トランスポゾン遺伝子導入法および改良された培養技術を用いて、健常人の血液10mlから平均で1.3 x 10e8個と十分な数の抗原特異的T細胞を得ることに成功した。この抗原特異的T細胞は、難治性白血病の一つであるPh陽性急性リンパ性白血病に対し、薬剤耐性の有無にかかわらず強い抗白血病効果を発揮するだけでなく、白血病細胞と接触することで平均で37倍に増殖し、その機能も増強することがわかった。我々の開発した新規治療法は、難治性白血病に対し、新規の治療選択肢の一つとなる可能性がある。
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Cytotherapy
巻: (in press)