当該研究では、妊娠PKUモデルマウスに治療遺伝子を組み込んだAAVベクターを投与し、子宮内の免疫寛容なPKUモデルマウス胎仔へ経胎盤的に感染・発現させることで、さらに少ないベクター量で長期にわたり遺伝子を導入・発現させることを目的とした。この研究は以前所属していた自治医科大学遺伝子治療研究部にて行った実験の延長である。当教室では遺伝子組換え実験を行うためのP2実験室がないため、そのための施設認定申請が必要であり、当該年度はその準備を行った。施設内の組換え遺伝子実験申請を行い承諾を得た後、P2実験室の申請に必要で、実験計画調書でも購入予定物品で記載した安全キャビネットを購入し実験環境整備の調整を行った。
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