子宮内炎症モデルラットより出生した新生児ラットの小脳組織においては、白質髄鞘化の指標であるmyelin basic protein (MBP)及び2’, 3’-cyclic nucleotide phosphodiesterase(CNP)の遺伝子発現は、controlに比し、有意に低下しており、子宮内炎症により小脳白質の髄鞘化が障害されることが示唆された。本モデルに対するprogesteroneの治療効果を検証したが、出生前及び出生後投与ともに小脳白質の髄鞘化障害に対して有意な改善は認められなかった。
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