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2013 年度 研究成果報告書

インフラマソーム活性化によるプログラム細胞死の分子メカニズムの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 24791136
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 皮膚科学
研究機関千葉大学

研究代表者

佐藤 貴史  千葉大学, 大学院・医学研究院, 助教 (90568635)

研究期間 (年度) 2012 – 2013
キーワード細胞死 / インフラマソーム / 自然免疫 / NLRP3 / ネクローシス
研究概要

Tet-onシステムでCAPS関連のNLRP3変異体を発現させると、ネクローシス様細胞死が誘導されることを確認した。このNLRP3依存性のプログラム細胞死は、Cathepsin B阻害剤であるCA074-Meとpan-caspase阻害剤であるZ-VAD-fmkで抑制されること、またその阻害部位が、それぞれNLRP3のアダプター分子であるASCの凝集の前後であることを明らかにした。NLRP3のアダプター分子であるASCとその下流で切り出されるCaspase-1をノックダウンした結果、このNLRP3依存性の細胞死はASCを必要とするがCaspase-1は必要としないことが分かった。一方、NLRP3のPYDドメインをFKBP蛋白を用いて重合化させるモデルでもネクローシス様細胞死が誘導されたが、このモデルではTet-onシステムでは認められない、Caspase-3やPARPの切り出しが起こっていることから、 NLRP3依存性の細胞死モデルとして妥当ではないことが推察された。このNLRP3依存性のプログラム細胞死による好中球の誘導能をマウスのair-pouchモデルで検証すると、 IL-1β放出を伴わない細胞死単独でも、好中球の誘導能を有することが認められた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] NLRP3 activation induces ASC-dependent programmed necrotic cell death, which leads to neutrophilic inflammation2013

    • 著者名/発表者名
      Satoh T, Kambe N, Matsue H
    • 雑誌名

      Cell Death Dis

      巻: 4 ページ: e644

    • DOI

      doi:10.1038/cddis.2013.169

    • 査読あり
  • [学会発表] Programmed necrosis by CAPS-associated NLRP32013

    • 著者名/発表者名
      Satoh T, Kambe N, Matsue H
    • 学会等名
      7th International Congress of FMF and AIDs
    • 発表場所
      Lausanne, Switzerland
    • 年月日
      20130522-26
  • [学会発表] Programmed cell death induced by CAPS-associated mutant NLRP3 features necrosis that leads to in vivo neutrophilic inflammation2013

    • 著者名/発表者名
      Satoh T, Kambe N, Matsue H
    • 学会等名
      International Investigative Dermatology
    • 発表場所
      Edinburgh, UK
    • 年月日
      20130508-11

URL: 

公開日: 2015-03-12  

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