研究課題
若手研究(B)
SIRT1はメラノーマ細胞で細胞質に局在し、SIRT1のノックダウンや阻害はマウスやヒトメラノーマ細胞の細胞移動を抑制した。B16F1細胞を皮下移植したマウスにSIRT1阻害薬ニコチンアミドを投与すると腹腔とリンパ節転移が抑制され寿命が有意に延長し、SIRT1をノックダウンした細胞を移植すると浸潤性転移・血行性肺転移が著しく抑制された。SIRT1は葉状突起に局在しており、ニコチンアミドで成長因子依存性の葉状突起形成が阻害された。この機序はSIRT1阻害薬がホスファチジルイノシトール3,4,5三リン酸の増加を抑制することと関連することを蛍光共鳴エネルギー移動法により明らかとした。
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Journal of Investigative Dermatology
巻: (Epub ahead of print)
10.1038/jid.2014.50