研究課題
若手研究(B)
組織の柔軟性に寄与する弾性線維を構成する新たな因子を探索するため、紫外線によって引き起こされる日光弾性線維症で認める弾性線維の異常沈着に着目し、紫外線照射による胎児期と成人期の遺伝子発現変動を解析した.紫外線照射により、弾性線維の成熟に必須であるリジルオキシダーゼ活性に関与する遺伝子群の変動を認めたことから、リジルオキシダーゼの弾性線維形成に対する機能を詳細に検討した。その結果、弾性線維形成初期に細胞表面上に存在するリジルオキシダーゼの細胞膜からの遊離が弾性線維形成に非常に重要であることが明らかとなった。今後、この細胞膜からの遊離を促進させる因子の探索が弾性線維再生に有益となると考えられる。
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