2014 年度研究成果報告書

メラノサイトの癌化過程に関わる細胞膜糖脂質及びその関連分子の同定と作用機構

研究課題

研究課題/領域番号	24791182
研究種目	若手研究(B)
配分区分	基金
研究分野	皮膚科学
研究機関	名古屋市立大学 (2014) 中部大学 (2012-2013)
研究代表者	宮田麻衣子名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (90397456)
研究期間 (年度)	2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード	ガングリオシド / メラノーマ / メラノサイト / 糖転移酵素 / ケラチノサイト / 紫外線 / 炎症性サイトカイン
研究成果の概要	メラノーマ細胞と培養メラノサイトにおけるガングリオシドと糖転移酵素遺伝子の発現を解析した。メラノサイトに比しメラノーマでGD3とGD3合成酵素遺伝子の発現亢進、GM1/GD1b合成酵素遺伝子の低下を認めた。メラノーマ細胞とメラノサイトのUVB直接照射では効果がなかったが、UVB照射ケラチノサイトの培養上清でメラノサイトを培養すると、GD3合成酵素、GM2/GD2合成酵素の発現亢進、GM1/GD1b合成酵素遺伝子の発現低下を認めた。UVB照射ケラチノサイトの培養上清中に、種々の炎症性サイトカイン分泌を認めたが、その中のTNFαおよびIL-6がGD3合成酵素遺伝子の発現を誘導することが示された。
自由記述の分野	生化学