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2012 年度 実施状況報告書

精神異常発現薬応答性非翻訳RNAとそのターゲット遺伝子に着目した統合失調症の解明

研究課題

研究課題/領域番号 24791202
研究種目

若手研究(B)

研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

治徳 大介  東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (10613854)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2014-03-31
キーワード統合失調症 / 関連解析 / グルタミン酸 / マイクロRNA
研究概要

本研究は、統合失調症の発症や、グルタミン酸受容体遮断薬による統合失調症様症状の誘発が発達依存的である(神経発達の臨界期以後である)ことに着目して、我々が同定した遺伝子について遺伝子関連解析を行うことを目的としている。
PCP投与ラットにおいて臨界期以降にのみ発現が誘導されるprt6遺伝子、およびprt6が有する2つのマイクロRNAの標的遺伝子として、ヒストン関連遺伝子であるh-z遺伝子と翻訳調節に関わるポリA関連蛋白をコードするpst1遺伝子に着目した。そのうち、prt6のヒト相同遺伝子PRT6 にはtag SNPsが存在せずSNPsを用いた関連解析が困難であったため、残り二つの遺伝子のヒト相同遺伝子であるH-Z遺伝子とPST1遺伝子に関して統合失調症との関連を調べた。まず予備研究として、日本人健常者160人と統合失調症患者160人の末梢血から得られたゲノムDNAを用いて、H-Z遺伝子の4箇所のSNPsとPST1遺伝子の2箇所のSNPsについてケースコントロール研究による関連解析を行った。結果として、疾患・対照群の間にgenotype, allele, haplotype頻度の有意な差は見られなかった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

現時点で320人の小サンプルについての結果が得られたが、検出力を上げる必要があるため、日本人健常者2170人と統合失調症患者2012人からなる大規模サンプルを用いて同様の解析を行っているところである。

今後の研究の推進方策

より多くのサンプルを用いて、引き続き同様の手法で研究をすすめる。

次年度の研究費の使用計画

研究費は、引き続きより多くのサンプルを用いて行うSNPsを用いた遺伝子解析に用いる。また、学会発表にかかる費用などに用いる。

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公開日: 2014-07-24  

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