研究課題
若手研究(B)
妊産婦コホート末梢血を用い、内分泌学的な変化や遺伝子のメチル化状態と気分変動との関連を検証し、遺伝環境相互作用の観点から、うつ病の病因・病態に関与する分子候補を同定することを目的とした。数種の血中物質濃度が出産前後で有意に変動していたが、気分変動との相関は見られなかった。メチル化の解析では、LINE-1の解析から、ゲノム全体の不安定化が妊産婦の気分変動と関連する可能性は低いことが示唆された。BeadChipによる網羅的解析では、産後抑うつと関連すると考えられるパスウェイが予試験的に抽出された。今後は妊婦のゲノムについて合わせて解析を行うとともに、例数を増やし、さらなる検証を行う必要がある。
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http://bsd.neuroinf.jp/wiki/産褥期精神障害