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2012 年度 実施状況報告書

うつ病における思考速度低下の脳磁図による検討

研究課題

研究課題/領域番号 24791214
研究機関広島大学

研究代表者

志々田 一宏  広島大学, 病院(医), 病院助教 (00444696)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2014-03-31
キーワードうつ病 / 脳磁図
研究概要

広島大学病院に通院中のうつ病患者12名(男性10名、年齢49.3±9.7歳)および、年齢、性別をマッチさせた健常対照者(男性2名)に対し、研究目的について十分説明し、書面にて同意を得た後、脳磁図室内で言語流暢性課題を行った。この課題では、①単語生成条件、②黙読条件、③休息条件の3条件を①→③→②→③→・・・の順に、①および②が計30回を超えるまで行った。①の条件では、被験者の前方のスクリーンに「た」「て」「さ」の3つのひらがなのうち1つがランダムに呈示され、被験者はそのひらがなで始まる名詞をできるだけ素早く想起するよう指示された。②の条件では被験者前方のスクリーンにひらがな2~5語からなる名詞を呈示し、頭の中で1回黙読するよう指示された。③の条件では被験者は何も考えないよう指示された。この間の脳磁場を、306チャンネル全頭型脳磁計(Neuromag社製Vectorview)を用いて、標本化周波数600Hzで計測した。
被験者には利き手質問紙の他、うつ病患者においてはHamiltonうつ病重症度評価尺度を施行した。また、脳磁場計測後、脳磁図室外で別のひらがな3文字(は、あ、と)をそれぞれ30秒間呈示し、それらで始まる名詞を実際に何語発話できるかを数え、個人の言語流暢性の指標とした。
また、脳磁場測定とは別に、東部MRI構造画像(T1強調)を1.5T MRI装置を用いて記録した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

性別、年齢をマッチさせた健常対照者のデータ記録が遅れている。
50代前後の男性被験者のリクルートにやや手間取ったため。

今後の研究の推進方策

速やかに健常対照者被験者のデータを計測し、データ解析に移る。

次年度の研究費の使用計画

被験者への謝金、得られた知見の発表目的での旅費、データ解析用ソフトウェアの購入。

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公開日: 2014-07-24  

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