研究実施計画に基づき、マウス線条体スライスを用いた、カンナビノイド受容体作動薬刺激により、神経後細胞に特異的に発現するリン酸化蛋白dopamine- and cAMP-regulated phosphoprotein of 32 KDa (DARPP-32) のリン酸化解析を、ウエスタンブロット法で測定した。ここでは、カンナビノイド受容体作動薬刺激によって、DARPP-32のスレオニン34残基リン酸化亢進する傾向が得られた。カンナビノイド受容体の発現する培養細胞の作成も完了したが、当初の目的であったグルタミン酸情報伝達系との相互作用、関連解明までは至らなかった。
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