研究課題/領域番号 |
24791307
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
出水 祐介 神戸大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (50452496)
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キーワード | 粒子線治療 / 悪性黒色腫 |
研究概要 |
研究実施計画に従って、1)患者選択および同意書の取得、2)検体の採取、3)副作用、再発の有無および生死の判定、4)検体のDNAマイクロアレイ解析を行った。 平成24年度の途中で予定の50症例(前段階の小規模研究資金による研究で15症例、本研究費による研究で35症例)に達していたが、研究体制にも示している外部専門業者からのアドバイスにより、研究結果の信頼性をさらに高めるために症例集積を引き続き行い、平成25年度末で76症例となった。 また、、臨床データ(重粒子線治療の副作用および予後)の信頼性を高めるために患者フォローアップ期間を延ばしているところである(晩期副作用の発生は1年以降のことが多く、また、悪性黒色腫患者の生存期間中央値は約2年である)。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
兵庫県立粒子線医療センターのこれまでの頭頸部悪性黒色腫患者治療実績から予定症例数の集積に2~3年かかると予想していたが、初年度に達成でき、さらに症例数の上積みができたため。
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今後の研究の推進方策 |
臨床データ(重粒子線治療の副作用および予後)の信頼性を高めるために患者フォローアップ期間を延ばす。 追加検体のDNAマイクロアレイ解析を行って遺伝子発現プロファイルを取得し、臨床データとの相関関係を検討する。
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次年度の研究費の使用計画 |
マイクロアレイチップを購入したかったが、金額不足により購入できなかった。 次年度研究費と合わせて、マイクロアレイチップを購入予定。
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