研究課題
若手研究(B)
放射線照射時に生じる分泌性液性因子がミトコンドリアへ及ぼす作用に着眼し検討した。その結果、4Gyの放射線照射されたCHO細胞において、照射24時間後の培養上清を回収し、非照射CHO細胞へ処理したところ、ミトコンドリア膜膜透過性が亢進し、膜電位が低下することがわかった。さらに活性酸素の増加、HPRT遺伝子の突然変異が増加することが分かった。一連の反応は、アスコルビン酸処理により抑制した。このような作用によるミトコンドリアへの影響は、がん細胞U251細胞において、放射線抵抗性を獲得することにつなっがっており、放射線抵抗性獲得機構として分泌性因子を介した代謝経路の変化が関連する可能性が示唆される。
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http://www.med.oita-u.ac.jp/imaging/