膵癌細胞株、膵癌とIPMNの臨床検体により、「C-460T」と「G+405C」VEGF SNPを測定し、生存成績、臨床病理学的因子との相関、IPMN症例においては悪性化との相関を解析した。IPMN症例では、VEGF +405C/Cは+405G/Gと比較してIPMC (悪性化症例) に有意に多く認められ、+405Cアレルは+405Gアレルと比較してIPMNの悪性化と有意に相関していた。分枝膵管型IPMNでは、VEGF +405C/CはIPMCにおいて有意に多く認められ、胃型でもより多く認められる傾向であった。
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