研究課題
若手研究(B)
大量肝切除後肝不全は重要な問題であり、その克服は重要な課題である。今回、肝再生モデルである70%肝切除モデルと肝不全モデルである90%肝切除モデルを用いて、肝再生に対する小胞体ストレス応答の関与を検討した。肝不全モデルでは、術後1日から21日まで経時的に小胞体ストレス応答関連遺伝子のmRNAが術前と比較して最大6倍まで強発現していた。さらに、小胞体ストレス応答は、肝切除術後7日目以降の後期に強発現していた。肝再生モデルでは、術後1日から21日まで経時的に小胞体ストレス応答関連遺伝子のmRNAが術前と比較して約1.5~3倍まで強発現していたが、肝不全モデルほど強発現はしていなかった。
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