肺移植後の虚血再灌流障害と移植肺生着阻害における制御機構の解明

2013 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 24791461
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 胸部外科学
• 研究機関: 岡山大学
• 研究代表者: 杉本 誠一郎 岡山大学, 大学病院, 助教 (40570148)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2014-03-31
• キーワード: 肺移植 / 虚血再灌流障害 / 急性拒絶反応 / 免疫寛容

研究概要

肺移植後の5年生存率は他の臓器移植より低く約50％に過ぎない。虚血再還流障害や急性・慢性拒絶反応による移植肺の生着阻害がその主な原因であるが、近年、自然免疫である虚血再還流障害と、獲得免疫である移植肺生着阻害の関係が報告されている。本研究ではマウス温虚血再還流障害モデルやマウス同所性左肺移植モデルを用いて、肺移植後の虚血再灌流障害やそれによる移植肺生着阻害における新たな機序を解明する研究を行った。

研究成果

• [学会発表] MAPK/ERK pathway activation leads to severe ischemia-reperfusion-induced lung injury (2013)
  • 著者名/発表者名: Okada M, Yamane M, Sugimoto S, 他
  • 学会等名: The International Society for Heart and Lung Transplantation 33th Annual Meeting and Scientific Sessions
  • 発表場所: モントリオール(カナダ)
  • 年月日: 2013-04-27
• [学会発表] 肺細胞傷害後に放出される細胞外ATP による肺移植後のTh17 依存性拒絶反応 (2012)
  • 著者名/発表者名: 杉本誠一郎, 他
  • 学会等名: 第65回日本胸部外科学会定期学術集会
  • 発表場所: 福岡
  • 年月日: 2012-10-18
• [学会発表] MAPK/ERK pathway activation leads to ischemia-reperfusion-induced lung injury (2012)
  • 著者名/発表者名: Okada M, Yamane M, Sugimoto S, 他
  • 学会等名: The 24th International Congress of The Transplantation Society
  • 発表場所: ベルリン(ドイツ)
  • 年月日: 2012-07-19
• [学会発表] Release of ATP by injured pulmonary cells triggers Th17 dependent lung allograft rejection (2012)
  • 著者名/発表者名: Sugimoto S, 他
  • 学会等名: The International Society for Heart and Lung Transplantation 32th Annual Meeting and Scientific Sessions
  • 発表場所: プラハ(チェコ)
  • 年月日: 2012-04-18