研究課題
これまで当科で根治切除を行った非小細胞肺癌におけるBMP-7の発現を免疫組織学的に評価し臨床因子や予後との相関について検討した。この結果BMP-7の発現は非小細胞肺癌のT-factor, N-factor, stageと相関し高発現のもので有意に予後が不良であることが判明した。この結果は日本外科学会や日本呼吸器外科学会、オーストラリアで行われた国際学会IASLCで報告した。現在英語論文として投稿中である。また、BMP signaling pathwayのBMP-7の下流因子であるp-Smad1/5/8についてもその非小細胞肺癌における核内での発現について検討した。p-Smad1/5/8単独ではその発現により有意な臨床因子との関連性を認めなかったがBMP-7とp-Smad1/5/8がともに発現している非小細胞肺癌に関してはそれ以外の症例と比較して有意に予後良好であることが判明した。このことについては日本呼吸器外科学会で報告し、現在論文執筆中である。
すべて 2015 2014
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (3件)
Gen Thorac Cardiovasc Surg
巻: in press ページ: in press
The Annals of Thoracic Surgery
巻: in press ページ: in ress
J Thorac Oncol
Ann Thorac Cardiovasc Surg
巻: 20 ページ: Suppl:682-5
10.5761/atcs.cr.13-00011