当科で行った非小細胞肺癌の根治切除例を対象としBMP-7の発現が予後や臨床因子に関連するかの検討を行ったところBMP-7の発現は腫瘍の進行に伴い高発現し予後と関連していることが明らかとなった。この結果は国内学会や国際学会で報告し現在英語論文へ投稿中である。また、BMP-7の下流分子であるリン酸化Smad1/5/8に関しても同様の検討を行ったところ臨床因子との関連性は認めないものの、BMP-7とリン酸化Smad1/5/8がともに高発現しているものはそれ以外のものと比べて有意に予後良好であることが明らかとなった。この結果は国内学会で報告した。
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